レーザーでできることは、光の幕を張る・名前やロゴを描く・星のような点を散らすの3つに分かれます。会場で先に決めるのは、煙を焚けるかどうかです。
披露宴の入場や乾杯、二次会のダンスタイムで「レーザー演出」と呼ばれているものは、機材の形で見ると次の3つです。数字は、当社が扱っている機種のメーカーのカタログのものです(レーザーのレンタル(全26機種))。
| 形 | できること | 煙 | 主な数字 |
|---|---|---|---|
| アニメーションレーザー | 光の幕や扇を張る。新郎新婦の名前・会場のロゴ・図形を壁や空中に描く | 幕や扇を見せるには要る。壁に描く絵は煙が無くても見える | 0.5W〜30W/走査角±20〜25°/効果を約300種内蔵/DMX512・ILDA |
| 多眼(マルチアイ)レーザー | 細い光線を何本も走らせ、客席の上に光の網を張る | 要る | 4眼〜8眼/赤一色の機種と全色の機種 |
| 星空(スターライト)レーザー | 天井や壁いっぱいに細かな光の点を散らす | 要らない(点は面に当たって見える) | 2W/防水 IP68/投射距離10m以上 |
名前やロゴを描くのは、パソコンのソフトで作った絵をILDA(アイルダ)という線でレーザーへ送るやり方です。決まった演出をほかの照明と一緒に回すなら、照明の卓からDMXで動かします。違いはレーザー演出の仕組み(ILDAとDMXの違い)に書いています。
光の幕や光線が空中で線として見えるのは、煙の粒に光が当たっているからです。煙が無いと、光は当たった壁や床の点としてしか見えません。
煙で火災報知器が鳴るか、消防への届出が要るかは、会場の感知器の種類と条例で決まります(スモークマシンと火災報知器/スモークマシンと消防署への届出)。会場の決まりで煙を焚けない時は、星空レーザーと、アニメーションレーザーで壁やスクリーンに名前やロゴを描く使い方が残ります。どちらも煙が無くても見えます。
アニメーションレーザーの絵の大きさは、走査角(点を振れる角度)と投げる距離で決まります。走査角の表記を左右に振れる角度として計算すると、横の広がりは次のとおりです(2×距離×tan 走査角)。
| 投げる距離 | 走査角±20° | 走査角±25° |
|---|---|---|
| 3m | 約2.2m | 約2.8m |
| 4m | 約2.9m | 約3.7m |
| 5m | 約3.6m | 約4.7m |
| 8m | 約5.8m | 約7.5m |
天井から床まで3mの宴会場で真下に投げると、床に描ける絵の幅は2〜3mほどです。高砂の後ろの壁に名前を大きく描きたい時は、向かいの壁や天井の奥から長い距離で投げるほうが大きくなります。どこに付けるかは、会場の図面か写真を見て決めます。
出力の大きいレーザーは、国の区分でクラス3B・4に当たることがあります。クラス3B・4のレーザーを使う時は、厚生労働省の通達(レーザー光線による障害防止対策要綱)で、レーザー機器の管理者を決める・管理区域を決める・保護めがね、といった措置が求められています。中身はレーザー演出に資格や届出は要るかに原文でまとめました。
据え付ける時に先に決めておくのは、光線が客席の顔の高さを通らない向きと、演出の型(どの場面でどう動くか)です。最初に決めて卓に残しておけば、営業の日にスタッフが器具の向きをいじらずに済みます。
| その日だけ持ち込む | 会場に据え付ける(月額) | |
|---|---|---|
| 準備 | 式やパーティーのたびに搬入・設置・向きの調整・撤去 | 付けたまま。演出の型を卓に残しておき、当日は呼び出すだけ |
| 電気と吊り | その場の電源と仮の置き方 | 電気工事と天井への固定を最初に1回 |
| 向いている会場 | 年に数回だけ使う | 毎週のように披露宴・パーティー・二次会がある |
当社は、レーザー・ムービングライト・スモークマシンを、機材選定・電気工事・設置・演出の設定・期間中の保証まで含めた月額で、会場に据え付けています。レーザーの月額の目安はレーザーのレンタル、ほかの照明と合わせた試算は料金・月額シミュレーターにあります。
会場の写真か図面があれば、AIに相談する(写真で目安)に送っていただくと、形と台数、月額の目安がその場で出ます。現地調査・お見積りはお問い合わせフォームからお申し込みください。
レーザーの解説と機材(全6ページ)