レーザー演出にスモークは要るか光線が見える理由と、液1Lで何分出るか・煙なしで見せられるもの

空中を走る光線や光の幕を見せるなら、煙は要ります。壁に描く絵と、星空のように点を散らすレーザーは、煙が無くても見えます。

レーザーが扇状に広がる演出
扇の形に広がる光線。空気中に漂う細かな煙の粒に光が当たり、その粒が光るので線に見えます。

なぜ煙が無いと光線が見えないのか

レーザーの光は、ほとんど広がらずにまっすぐ進みます。私たちの目に光が届くのは、光が何かに当たって、こちらへ跳ね返った時だけです。澄んだ空気の中では跳ね返す物が無いので、光線はあっても見えず、当たった壁や床に点や絵が出るだけになります。

空気中に細かな煙の粒を漂わせると、光線の通り道にある粒が1つずつ光り、その並びが1本の線や幕に見えます。ビームライトの光の柱が見えるのも同じ理由です(レーザー照明とビームライトの違い)。

見せたいものごとに、煙が要るか

見せたいもの煙使う形(レーザーの売り場)
フロアの上に張る光の幕・扇・トンネル要るフルカラーのアニメーションレーザー
客席の上を走る光線の網要る多眼(マルチアイ)・スイング型
壁・スクリーンに描く店名・ロゴ・図形要らないフルカラーのアニメーションレーザー
天井や壁いっぱいの星のような点要らない星空(スターライト)レーザー 2W/投射距離10m以上

同じアニメーションレーザーでも、空中に描くか、壁に描くかで煙の要る・要らないが変わります。煙を焚けない店は、壁に描く使い方と星空レーザーから考えます。

薄く漂わせる型と、噴き上げる型

店に据え付けるスモークマシンは、営業中ずっと薄く漂わせる型と、見せ場の瞬間に柱のように噴き上げる型に分かれます。数字は当社が扱っている4機種のメーカーのカタログのものです(スモークマシンのレンタル)。

機種煙の量(毎分)温まるまで液1Lで出せる時間(最大の量)本体の入れ物
500Wの型4,000立方フィート3分約600分0.3L
900Wの型6,000立方フィート5分約800分0.3L
1,500Wの型8,000立方フィート2分カタログに記載なし3.5L
1,600Wの噴き上げる型(色のLED11粒付き)4,000立方フィート5分約30分2.5L

入れ物1杯で、どれくらい持つか

カタログの「液1Lで出せる時間」と入れ物の大きさを掛けると、最大の量で出し続けた時に1杯で持つ時間が出ます(入れ物の量 × 1Lあたりの時間)。

機種計算1杯で持つ時間(最大の量で出し続けた時)
500Wの型0.3L × 600分約180分(3時間)
900Wの型0.3L × 800分約240分(4時間)
1,600Wの噴き上げる型2.5L × 30分約75分(噴き上げ続けた合計)

営業中ずっと出し続けることは少なく、実際は照明卓やタイマーで数十秒ずつ間を空けて出します。出す時間が半分なら、持つ時間はおよそ倍です。噴き上げる型は、乾杯や登場の数秒〜数十秒だけ使うので、1杯で何回分の見せ場になるかで考えます。

煙を焚く前に、店で確かめること

よくある質問

レーザーは煙が無いと見えませんか?

空中を走る光線や光の幕は、煙の粒が無いと見えません。光が当たった壁・床・天井の絵や点は、煙が無くても見えます。星空のように点を散らすレーザーと、壁やスクリーンに店名や図形を描く使い方は、煙なしで成り立ちます。

スモークの液はどれくらいで無くなりますか?

メーカーのカタログでは、最大の量で出し続けた時、500Wの型が液1Lで約600分、900Wの型が約800分、柱状に噴き上げる1,600Wの型が約30分です。本体の入れ物は500W・900Wが0.3L、噴き上げる型が2.5Lです。

煙を焚くと火災報知器は鳴りますか?

鳴るかどうかは機械の相性ではなく、その場所に付いている感知器の種別で決まります。煙を見る感知器の近くでは反応します。焚く前に感知器の種別と、地域の火災予防条例による消防署長の承認が要るかを確かめます。

店の写真か図面があれば、AIに相談する(写真で目安)に送っていただくと、レーザーとスモークマシンの組み合わせと月額の目安がその場で出ます。現地調査・お見積りはお問い合わせフォームからお申し込みください。

レーザーの解説と機材(全6ページ)

次に読むもの

公開:2026年11月2日。機種の数字は当社が扱っている機種のメーカーのカタログによります。1杯で持つ時間は、カタログの数字を掛け合わせた目安です。書いているのは、クラブ・ホストクラブ・ラウンジ・ライブハウスにステージ照明を施工している日本ネオン株式会社です。

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